色塗りするのにブラシの設定はどうしたらいいかな。
水彩とか油彩とかいろいろあるんだけど、みんながよく使うようなブラシを教えて!
今回はこんな人におすすめの記事です。
線画用のペン設定は以下の記事で解説しています。
目次
ブラシの設定について
水彩や油彩に分かれてこそいますが、あくまでデジタル絵なのでそれっぽく描いているというだけで、設定次第で筆の感じは全く変わってきます。
水彩、油彩ブラシ設定
水彩も油彩も基本的な設定項目は同じになっています。
絵の具量と絵の具濃度
色塗りブラシが不透明度100%でも妙に薄かったりするのは、絵の具量と絵の具濃度の設定に影響されているためです。
- 絵の具量:下の色と描画色を混色する割合
- 絵の具濃度:下の透明部分と描画色を混色する割合
ともに100に近いほど選択した色がキャンバスで濃く描かれます。
色延び
下の色を延ばす割合を設定します。実際の油彩(水彩)で油(水)を多く含めているイメージですね。
高い値になるほど下の色を引っ張ります。
硬さ
値が高いほどブラシの輪郭がはっきりして、低いとぼやけます。私はぼかしにエアブラシを使うので、基本硬めにします。
ブラシ形状
ブラシ形状を変えることで同じ油彩・水彩筆の設定で違ったタッチを出すことが出来ます。横長にしてペインティングナイフっぽくしたりとかね。
油彩・水彩の使い分け
基本的には自分の画風に合わせて使い分けするものだと思いますが、私は油彩ブラシメインです。濃い色のほうがタッチを残しやすいので。
色は塗りつぶしツールで塗るので、タッチが出るのは服や髪の影、目などになります。
ただ、デジタルの筆は設定次第で油彩っぽい水彩ブラシも多くあるので、背景はブラシを変えたり混在して使ったりしても違和感ないと思います。
透明水彩と不透明水彩
初期登録されている水彩ブラシに透明水彩と不透明水彩がありますね。
不透明水彩は同一レイヤー上で色が混ざり、透明水彩は乗算レイヤーに塗って混ぜる使い方をします。
要は、不透明水彩は同じレイヤーで塗る厚塗り的な塗り方、透明水彩は乗算塗りになります。
どちらも絵の具量がMAXでも低めにされていて、逆に絵の具濃度は高いです(「濃い水彩」が絵の具濃度が高い水彩ブラシになります)。
おすすめブラシ素材をダウンロード
ところで、さっきの油彩ブラシのキャプチャに登録されたブラシ数が多かったと思います。
これはダウンロード素材を使わせていただいています。
人気のブラシ素材は使いやすいようにカスタマイズされたものなので、自分で設定するのも面倒だし、最初からダウンロードして使ってもいいと思います。慣れれば問題なしです(*^_^*)
個人的なオススメをいくつか。上3つは公式のものです。
オイルパステル
髪の毛や服の影、シワ表現になんかすごい使いやすい気がする。
フラット
ナイフみたいにフラットな断面のブラシ。これも使いやすい。
DryClumps
少し薄め、かすれた表現に向いたブラシ。輪郭のタッチとかに。
SAI風厚塗りにじみブラシ
紙に滲んだようなタッチが描けます。
シャープ水彩のばし
水彩とありますが、濃い絵の具を延ばして均すときれいです。
デコレーションブラシ
デコレーションブラシも探してみてダウンロードすると捗ります。
デコレーションは数が非常に多く、オススメというより片っ端から入れて使ってみて、良さそうなのを登録しておくのがいいと思います。
ではでは。