フォントはどれ使ったらいいのかな。明朝かな。メイリオかな。それとも別のいいやつがあるの?
あとマンガが読みにくいって言われるんだけど、どうすればいいんだろう。
今回の記事はこういった疑問に答えます。
セリフの描き方にも一定のルールがあり、ポイントを押さえておけば、少なくとも読みにくいマンガにはならないと思います。
目次
読みやすいセリフとは
この6点に注意する感じですかね~。
- 文字の大きさ
- 行間
- フォント
- 配置(読む順番は右から左)
- フキダシのしっぽをつける
- 1ページの文字数
文字の大きさ
サイズは基本的に12ptが多いみたいですね。
文字の多いマンガだったら11ptという選択肢もありですが、作品の中では同じ大きさに統一したほうが読みやすいと思います。
行間
このくらいの設定が多いです。開けすぎても読みにくいので、初期設定のままがいいかと。
- ルビなし:130%
- ルビあり:150%
ルビを振るなら中央に均等配置が一般的です。
フォント
こちらの記事で紹介したように、フォントはダウンロードして追加することが出来ます。PCにインストールすればクリスタにも反映されます。
- リンクからファイルをZipでダウンロード
- Zipファイルを解凍
- フォントファイルという種類のファイルを右クリック
- インストールをクリック(左側になんかマークついてるけど気にしない)
また、最初から100を超えるフォントが登録されていますが、実際に使うのは10くらいです。なので、よく使うものだけフォルダ分けしておきましょう。
テキストツールのツールプロパティ>フォントをプルダウンし、歯車のマーク「フォントリスト設定ダイアログを開く」をクリックすると設定出来ます。
源暎アンチック
一番使われているであろうフリーフォント。普通のセリフは全部これでOK。癖がないので場面を選びません。
源柔ゴシック
角の丸いゴシック。回想や心内表現に使いやすいですが、これも癖は少ないので作風によってはメインにしても良いですかね。
源真ゴシック
角ゴシックベースで、角ばった感じが強調箇所に使いやすいです。
ふい字
手書き風のフォントで、サイズを小さく斜めにして、いかにもフリーハンドで書きました体で使うとか。
はらませにゃんこ
かなり独特でポップなフォント。縁取りすると描き文字にも使えますね。
しねきゃぷしょん
四角いフキダシのモノローグ、ナレーションに使いやすいレトロ風のフォントです。
コミックホラー (教漢版)
強弱が安定せず恐怖感が伝わってくる特殊文字です。
りいポップ角
女の子のセリフに使える丸文字です。
自家製ドットフォントシリーズ
8~24ドットのフォントです。ゲーム画面などにも使えます。
配置(読む順番は右から左)
読者の読み方は右から左に目線が流れていくので、1コマ内で読む順番があればフキダシの配置に注意が必要です。
前後のコマとの関係が不自然にならないよう、人物の配置やカメラワークの調整を駆使していきましょう。
フキダシのしっぽをつける
描いている本人はもちろん誰が喋っているか分かりますが、案外はじめて読む人は混乱するものです。
必ずフキダシのしっぽをつけて、誰が喋っているのか分かるようにしましょう。
フキダシつけないほうが格好ついたりしますが、実力を要求されます。慣れないと読者側に読み直しを強いるので、やめたほうが無難です。
1ページの文字数
これといった決まりはありませんが、多すぎると圧迫感があります。
両開き表示してみてあまりにも文字でごちゃっとしていたら、字数を減らせないか考えてみましょう。
この対策として登場人物の名前を短くしたり、あだ名を作ったりも有効かと思います。